ダボシャツの天(5)の解説です

ダボシャツの天(5)

薩州連合との九州戦争から帰った天は、愛しの恋人・夏のもとへ向かう。
だが、そこに夏の様子を見に来た、いとこの秋が現れる。
占花術で夏との別離を予言され動揺する天。
三人での共同生活が始まるのだが、さすがの極道もじゃりん子に振り回されっぱなしだった。
刑務所を出所した一人の男・平手。
常に太鼓を持ち歩き、無常を響かせては大阪の雑踏に紛れるこの男は、かつて壷振りの名人と言われていた。
果たしてこの男の人生に一体何が起こったのか!?「賽の河原で振る壷は、死出の旅路の丁半博奕」サイの目を自在に操る壷振り師・平手が過去に見た丁半地獄とはいったい!?  百足の錦三とダボシャツの天の前で、その数奇な人生がついに明かされる! そして、運否天賦のサイの目をいじくり廻した男の行き着いた先とは!? 上方会代貸・笹本の蜜命で、コンニャク研究のために上京することになった百足の錦三とダボシャツの天の二人。
道中出会った一人の老婆に振り回されながら、たどり着いた先は積丹村。
二人を待ち受けているのは天国か、はたまた地獄か!? 上方会代貸・笹本の命で上州群馬の村へ上京した上方会若衆・ダボシャツの天こと松田天とその兄貴分の百足の錦三。
二人の行く手に立ちはだかるものとは!? そして、天と夏子との恋は一体…。
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