おかみさん(7)
はつ子とマネージャーの臼木は“金の卵”の噂を聞き、新弟子のスカウトに行った。
そこで二人は、喧嘩好きの乱暴者、谷恵一に出会う。
大勢の不良にからまれている谷は、臼木に救われ、その姿を見た谷は行方をくらましてしまう。
二日ぶりに姿を現した谷は、「もう馬鹿はやっちょれん」と入門を決めたのだ。
サンタクロース=パパだと思っている祐太くん。
母子家庭なので、自分にはサンタクロースがこないと思っていた。
そんな祐太くんを見た力士たちは、おっきなサンタになって祐太くんの家を訪ねることに。
毎日欠かさず稽古を見に来てくれる清水のおじいちゃんが、今朝はこない。
心配した逆波が様子を見に行くと、部屋で倒れていた。
そのまま入院することになったのだが、最後まで逆波の相撲を見続けたいと言って、すぐに退院してしまう。
実は病に蝕まれていたおじいちゃんは、もう永くはない。
何も知らない逆波は、おじいちゃんが見守る中、次々と勝星を挙げていく。
逆波はおじいちゃんとともに、十両の全勝優勝を賭けた一番にのぞむ。
逆波は見事優勝。
それを見届けて、おじいちゃんは息をひきとるのだった。
咸臨丸の元気がない。
彼は先場所で大ケガをした後なので、再びケガをすることを恐れ、稽古に打ち込めないのだ。
咸臨丸を元気付けようと、親方とはつ子は、彼のおじの店に連れて行く。
“場所中ははつ子の超まずいチャンコを残らず食べ、パンツは必ず左から履く”など、ジンクスをやたらとかつぐ花嵐。
あれよあれよと勝ち進んだ彼は、なんと11連勝し、春日部屋始まって以来の優勝力士誕生の可能性が出てきた。
おかみさんも親方も後援会の人々も、優勝へのプレッシャーでガチガチに。
そんな中、花嵐は…。
全国大会を制覇した金の卵、金森が春日部屋の見学にきた。
どこの部屋からもひっぱりだこの金森は、倉品部屋に行くことがほぼ確定していた。
どこの部屋でもチヤホヤされる金森だが、春日部屋ではまったくおべんちゃらを使われない。
倉品部屋入りが決まっていた金森が、突然「春日部屋に入門したい!」といいだした。
彼の心を射止めたのは、どうやらはつ子らしいのだが…。
関取になった初音は最近元気がない。
幕下時代に親しかった仲間たちと、以前のように付き合えなくなったからだ。
そんな彼に臼井は…。
はつ子の父が「春日部屋」を訪れた。
そして親方に、はつ子が実は子供の頃から相撲好きだった話を始める…。
ガキ大将にいじめられていた友達の仕返しをするため、はつ子は日々、相撲の練習をしていたのだった。
安室の中学時代の友人、竹下がやってきた。
竹下から、安室の親友だった岡元が野球を辞めてしまったことを聞いて、心配して岡本に会いに行くと、岡本は髪を金髪にして現われた。
肩を痛めて、好きな野球が続けられなくなり、グレてしまったのだ。
しかし、真剣に稽古をする安室の姿を見た岡元は…。
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